2010年06月24日

Mifiさんについて


 今回お世話になったこの「Mifi」という機械なりサービスについてはここに別途記録しておこうと思いますよ。
 フランスでのiPhone利用をどうしようと悩んでいたところに、友人からこんなんあるでと教えていただいた代物なんですけど。

 http://www.globaldata.jp/mifi/

 フランスならフランス、アメリカならアメリカで、この一国で何日間使います、てゆってレンタルで日本から持って行くと、現地のケータイ電波を捕まえて無線LANの電波にしてくださる。だから、iPhoneさんのwifi接続とかノートパソコンのwifi接続とかが、場所を選ばず宿所を選ばず、現地フランス国のケータイつながる場所でありさえすればどこでも、使える。で、料金は1日1500円定額とかで、決して安くはないけど、足で蹴るほど高くもない、がんばって契約しちゃう程度。(注:但し、日本で借りて日本で返すので、飛行機乗ってる移動日2日分くらいのも料金取られる、なんとなく割り増しという名のボられ感がある・・・)

 小さくて特に重いわけでもないので、街歩き中に持ち歩き、街の真ん中でiPhoneいじって地図なり写真なりtwitterなりがどうのこうの、なんで非常に重宝する仕組みではある。仕組みは。
 ただ、難点がバッテリーだなあと。4時間しかもたないなんて、12時間以上は外を出歩きっぱなしの自分にしてみれば、焼け石に雀の涙じゃないかという。
 それで、節電のために使っては消し、使っては消し、こまめにOFFするという作戦に出るんだけども、そうすると今度はややこしいことに、さっきはちゃんと接続してくれていた無線LANが、いったんOFF→ONすると接続してくれない。なんか接続がリセットされてしまって、専用サイトみたいのを開いてログイン名を入力するとかしないといけなくなる。Mifi側のOFFONだけでなく、iPhone側のOFFONでもやっぱりリセット。使っては消し、消しては起こし、その度にログイン・・・といううっとうしさ。

 とはいうものの、それだけのうっとうしさを呑み込んでであってもなお、このMifiさんはものっすごい重宝するですよ。もはや何するにもGoogleさんで調べたくなってしまうお年頃な現代人。道端でマップにつなげ、カフェでtwitterにつなげ、駅で時刻表につなげ、美術館でwikipediaにつなげ、逐一必要な情報が手に入れられるということの、なんと心強いことか。ログイン? 何度でもやってやるぜ!w

 ていうか、これがありさえすれば、宿所がネットにつながるところかどうかを選択基準からはずしてしまえるので、選択肢がぐいっと広がる、という利点はある。10ユーロだか15ドルだかの元は、安宿を選ぶことでとれる。ネットにつながる宿だと思ってて、相性悪くてつながんなかった、ようなときでも使える。実際、今回の第1宿所がそうだったし。
 そんだけ重宝するので、ある日朝起きて電源入れたら赤いランプ灯したままだんまりになっちゃったときには、泣きそうになりましたけども、サポートセンター的なところにフリーダイヤルでかけたら、電池をぱかってはずして再起動せよ、と言われた。
 あと、やたらと熱くなる。
 そのくらいの不安定さはある。でも、それでも使いたいし、使えてよかったと思える。
 ので、よかったら使ってみてください。

 ちなみに。
 位置情報をiPhoneさんが取得しているのって、ネットで料金かかってるんだろうか、どうだろうか、というのがずっと不安になっていて、何せデータローミングも3Gもオフで機内モードにもしてて、場合によってはwifiもオフで完全に切った状態にしていても、位置情報だけはなぜか取ろうとするとふつーにとれてしまえている。何回かそういうふうに位置情報を取ったことがあって、このときに何かしらの課金がされてしまってるのか?と恐れおののいていたのだけども、帰国後のこの時期の接続料金を明細で確認しても、一切何かしら料金がかかった様子がここにはなかった。えー、料金かかんないんだったら位置情報の投稿みたいのでもっともっと遊んでみたかった、などと脳天気なことも思うし、いやいややっぱしどんなタイミングで料金かかっちゃうかわかったもんじゃない、という根拠のない不安もまた覚えている。
 こんなに不安にさせるiPhone(または料金制度)てどうすかsoftbankさん、と思わなくはない。空港でアドバイスももらえなかったし。

(追記 20100626)
 フランス中のiphoneさんの請求明細。通話2度、30秒75円と3分300円。それだけ。期間中パケット料は皆無。3Gがオンになってたことはあるけどデータローミングはずっとオフだった+メールゼロ+でも位置情報は何度か取れてた。それで、パケット料皆無。と、いうことなんだろうかな。
posted by 201005fr at 18:07| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

5/9・10(日・月) CDG→KIXの日


・アイスランドの山の神は、私に味方してくださらなかったようである。

・朝から必死の荷造り大作戦を行なう。

・まだ8時前、CDG発は2時近く、ということで、名残の街歩きに出る。
・日曜の朝なので当然まだほとんど開いてないけど、ネイティブなちょっと広めの市場エリア、が、宿所のすぐ近くにあった。そうか、このへんがガイドブックにあったあの辺なのね、うわあ、こんな楽しそうなんだったら来といたらよかったなあ、と悔やむ。このエリアがあればたぶん、美味いものと楽しい時間には事欠かない。
・街角のパン屋で朝食を調達。ここで入手したのの1つが、6-7cmくらいの幅の小麦粉のテープ状のを、油で揚げるかなにかして、それをシロップの濃いいのでコーティングみたいにして、結果、バラの花の形を作ってる、っていう、あきらかに朝飯用じゃないだろうこれというのを、なんか物珍しさで買ってしまった。味としては大して美味くもないw。公園のベンチでそれをむしゃむしゃと食べている。パンくずをスズメたちに施す。朝の公園。
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・さらに歩いていると、ほお、ここがあの有名なバスチーユですか、という広場に出る。青空市場が開かれている通りを発見。結構でかい。ぶらぶらと歩いて見回る。パン、チーズ、ハム、野菜、肉、パスタ、魚、料理、鳥の丸焼き、果物、お菓子、リネン、チーズ、キッチン用品、パン、肉、野菜、果物、酒、小物、お総菜。
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・ちゃんとした美味しいものを、ちゃんと食べる、というのは、生きている我々にとっての義務みたいなもんだ、と気持ちを新たにする。早く家に帰って料理がしたいと思うようになる。だって・・・これ、買って帰れないんですもの!><

・宿所を出て空港へ向かう。トラブルその1。宿所の鍵はメールボックスに投げ入れることで返却ですよ、と言われてたのを忘れてて、地下鉄駅から宿所へとんぼ返りの刑。地下鉄発車前に気付いてよかったものの、8ユーロ分のキップ損。トラブルその2。北駅からの空港行き国鉄が、何故か来ない。事故? ホームが殺気立ってる。結果として、やってきた一本目が満員過ぎて乗れず絶望的だったところに、ガラガラの二本目が来たというオチ。トラブルその3。靴下を洗濯しそびれて、昨日から履き替えられていないためにめちゃめちゃ気持ち悪く、朝開いてるはずのスーパーもなぜか開いてなく、でもまあどっかで買えるだろう、などと、日本やアメリカ都市部じゃないだよここは、という見通しの甘さで、そんなもの一切調達できないまま登場せざるを得なくなる。トラブルその4。キャリーケースの車輪がとうとう壊れ、中味が微妙にはみだしかけている。トラブルその5。出国手続きや荷物検査に存外に時間がかかってしまい、空港で済まそうとたかをくくっていた日本向けお土産購入の時間がほぼゼロ分に近い状態に。トラブルその6。搭乗口に飛行機が来ていない、というか、とっくに出発するだった1つ前のどこぞ行きが出発できず居座っているため、なんか空港バス的なのに乗せられて2-30分の長旅。危なかった、これで搭乗時刻をなめてだらだら遅れて行ってたら、どんな目に遭ってたか、と思うとぶるっとする。
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・そして帰路の便は、人生発のビジネスクラス体験、ですよ。
・まず、ビジネスクラス専用のラウンジ。とはいえ、まあそこは空港ですから、居場所自体はスタバが混んでる感じのところ。でも、それが無料で使えてネットもつながるのと、ワインだ酒だエスプレッソだが飲めるので、時間を使うにはいい場所だなあ、と思う。残念ながら5分そこらしか居られなかったけども。
・そして搭乗。足下がとてつもなく広いし、前の人を邪魔しないで済む。シートの背もたれも頭を置くとこも、ちょうどいい反発具合で心地良すぎる。足下のボードがせり上がってほとんどベッドのような角度になるし、腰の位置や背の角度も微調整できるから、これでくつろげない奴が居たらひっぱたいていいと思う。ていうか、このシートうちに欲しいんですけど、めっちゃ安眠できそう・・・。
・備品。スリッパがあるのは知ってたけど、替えの靴下まであるなんて!助かった!w ほかに、水常備や、歯磨きセットやくしのように、普段自分で用意するようなものが置いといてくれてる、これが、ビジネスのサービスというやつなのか。電源まである。電源あるならPC使えるんじゃん!え、これ、寝てる暇ないですよねw
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・最初のスナックタイム。チーズを薄いクラッカー巻いたの(Apericrepesという)、がめちゃめちゃうまくて、素直にシャンパンでももらっとけばよかったと後悔する。そして、何やらのプチおフランス料理、お団子状の何かしらに生ハムを乗せてもものソースをあしらったもの。あのお団子なんだろう。
・ランチ。サラダについてきたオリーブオイルとバルサミコ酢のドレッシングがうまかったので、配分をメモ。エクストラバージンオリーブオイル38、グレープシードオイル37、バルサミコ酢25。フォアグラを美味いと思えたのも初めてなような気がする。メインはチキン。マッシュルームのムース的なのや、チーズが美味い。いや、チーズこそが美味い(笑)。アイスクリームも美味しうございました。けど、エスプレッソが欲しいってムッシュにお願いしたのに、持ってきてもらえなかった・・・TT。そのあと、長いことエスプレッソ欲しい病が抜けずに困る。

・機内にて。これで日本に到着するのが朝8時台、ということは機内ではぐっすり寝るのが時差ぼけ対策の定石。とはいうものの、このシートも空間もあまりに快適すぎるためか、なかなか眠くならない、なんというかこう、もったいなさ過ぎて眠くならない。とりあえず、せっかくなのでデスクワークをこなす。そして、眠くなったら寝る。感動的なことに、どちらをするにしたってシートがちょうどいい形に変化してくれる。快適に寝れるし、快適に仕事ができる。ねえ、この椅子どこで買えるのマジで!?(笑)
・そして、朝食。言っていいですか、昨日の晩のあのチーズは、朝に出してください><。朝食べたかった、塩分は朝とるべきものだ。そして、昨日の晩に忘れ去られてしまったと思ってあきらめてたエスプレッソを、ムッシュが、ごめんなさい、昨日忘れてた、いま持ってきてもいい?と。いや、いいけど、もらうけどさwww
・というわけで、一晩の体験で確信。飛行機というのはそもそも、ビジネスクラス以上のものなんだ、ということ。これ一度体験したら今後エコノミーに座れなくなってしまいそうだし、これまでこいつらこんな待遇の差をつけてやがったのかと思うと、搾取されてた側としての憤り的なものすら感じかねない。という気付き。

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・日本に到着してしまった。とてもかなしい。
・そして、めちゃめちゃ暑い。もわっとする。
・電車に冷房が入っているwwwありえないwww

・というわけで、これでただいまの写真とする。
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posted by 201005fr at 12:40| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

5/8(土) サヴォア邸の日


・明日がパリ発帰国日なので、事実上の最終日。そして唯一の完全フリー観光日。
・そんな稀少な日(プライベートで海外来て観光が稀少ww)に何をしようかと考え込んでしまい、たった1日しかないのに、パリの有名どころを駆け足でまわってみたところで中途半端で終わるのは目に見えてるし、ぶらり街歩きっつってもそれ当たりハズレがあるからメインには据えづらいし、ていうか、きのうのルーブルめぐりがたたってか身体の節々が痛くて、美術館ハシゴなんか1日でやったら精神がやられてしまう、1軒が限度。ふと、ユーロスターにのってロンドンへ日帰り、などという神々の遊びめいたことが頭に浮かんだものの、そんな酔狂をやっちゃえるほどにはユーロスター安くないし、そもそもまだパリを遊び切れてないんだからもうちょっとパリにいてたいし。というようなことを考えていたときに、そうだ、こういう中途な時間があるときにこそ是非行くべきようなところがあって、パリから電車で1時間弱ほどたらたら行った郊外に、ル・コルビジェという名前はよく聞く建築家の人が、サヴォア邸という邸宅建築を作って、それは結構実験的なデザインだったりするらしく、というのを昔々どこかの美術展的なところの映像展示みたいなやつで紹介されてたのを見たことがあって、へー、そんなのがあるんだー、興味あるけど、観光地から公害へ1時間なんてところにそうそう行くことなんかないだろうなあ、と、そのときは夢物語っぽく思ってたんだけど、あれから観光以外であちこちに出かける、どころか住む、という経験を積んでいまとなってはもちろんどうってことないので、ああじゃあちょっと行ってみようじゃないか、と。午前中の時間帯はその行き帰りでちょうど良い感じでしょう、と。しかも、これもちょっと前ならそんな手軽にできるわけでもなかったのだけど、webサイトで詳細をちゃちゃっと調べて、Googleマップで駅からの道順をちゃちゃっと調べて、国鉄サイトで時刻表をちゃちゃっと調べて、なんてやってると、あっというまに、あ、もう行ける行ける、というノリができあがってしまうわけなので、便利な世の中になりましたよ、奥さん、と。ちょっと前まで異国の見知らぬ街への移動なんて相当困難でしたよ。

・その他、この日朝8時の段階での計画がこのtweet。
「というわけで、今日・最終日の目標。サヴォア邸。ジャンヌレ邸。オランジュリー。サンジェルマンデプレ通り?の漫画喫茶。オルセー。(優先順) オランジュリー・オルセーが18時閉館だから間に合うよう市中心部に戻らないと。 7:50 AM May 8th」
「オランジュリーも、睡蓮が見たいというよりもむしろ、睡蓮を置いてあるあの部屋を見たい、というのが本音。 7:53 AM May 8th」

・街角のパン屋で買ったココナツぎっしり入りパンケーキみたいなの、これはハズレ。そして意外にも、この旅で最初かつ最後となるスタバで、ひさびさのドリップコーヒー、うん、悪くはないが、やっぱ物足りないと思う。
・RER(国鉄)でパリ中心部を出発、しばらく地下鉄で、ほどなく地上へ出る。車窓、観光地でないふつーの住宅地の生活との距離が一気に縮まる。

・○○の町に到着。駅前をぐるっと見回す。土曜の朝のためか、何も開いてなくて、何もできない。でも、小さな町特有のプチな麗しさがある。
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 駅前観光地図やウォークマップを確認し、写真を撮っておいて、歩き出す。丁寧な感じで咲き誇る庭先の花々。町の歴史をなぞってきたような小さなメインストリート。由緒はわからなくても地元の人に長く愛されたであろうことが一目でわかる教会。
 そのうち、歴史街道的な裏の小道に入り込む。何ここ、きれい!かわいい!パリからちょっと電車でやってきただけで、こんなにもプチ麗しい町があったんですか。やばいやばいやばい、ここは紹介したくない、人、来ないで!というわけで、ここでは町の名前を伏せ字にしています(笑)。
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・調べりゃわかるんだけどもw。
・朝だし、土曜だけあって、人もいない、音もしない。鳥の鳴くのがすごく清らかに聞こえる。空気がややひんやりして、一息ごとに、旅で疲れた身体の血が洗われていく気がする。人はいない。日本からとてもとても遠い。ここがどこかも知らない。一人で、てくりてくりと歩いている。とても堪能している、今日のこの一日はこの町にやってきたことで既に成功している。
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・やがて車通りに出て(それでも車なんかさして通らない)、さらに歩いて行くと、金網が立っててそこがサヴォア邸だとわかる。

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・草の上に ぽっかりと建つ サヴォア邸
・お客は自分の他に2組。フランス人らしき老夫婦と、日本人の新婚さんらしきカップル。熱心な人がわざわざ見に来る、という感じ。日本人はそこそこ来はるんだろうな、日本語ガイドがあったり、来訪者ノートに日本人の名前も少なくはない。
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・白がベースの実に実にシンプルな見た目。装飾がないという美しさ。ああ、無印良品かこれw、だから日本人受けするのかな。
 部屋を、身の丈大のクローゼットを仕切りとすることによって、上の方から光や空気が通って閉塞感を感じなくて済んでるんだけども、廊下=外から直接見えないように区切られる、という。ほかにも、おやっと思うような場所で高いところに明り取りの窓があって、通路や洗面台のところだけちゃんと明るく使えるようになってたり。逆にキッチンなんか、低いカウンターと低い戸棚、遠く迂回する通路、で、お料理の受け渡しは簡単にできるけど、リビングからキッチンが目に入りにくいから見苦しくない、という感じ。
・建物という、圧倒的なモノの有り様を、じっくりと味わっている。ゆっちゃうと、我々は建物によって生かされているんだ、と言ってしまってもいいと思う。我々の”生”の7割くらいは、建物というモノで、決まってしまうんだ。そのことの持つ意味を、この邸宅の中にぽつんと居座って、考えている。
・そして、無印良品的デザインの持つ、力、というものについて。
・そのことを自分に思い出させるためだけにでも、パリに来る機会があればここに寄る、という定番にしたいと思う。町も居心地いいしね。
・たいそう名残惜しくはあるけども、また来ますね、と語りかけながら、じり、じり、と帰る。

・帰路の町歩きも、100点満点で280点級のプチ麗しさ。
・魔女みたいな館、小川、橋。橋の上ではなにやら寸劇の撮影みたいのがされてた。
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・駅からパリへ戻ろう。この町、あまりにも居心地良すぎて、あまりにも気に入りすぎて、今日1日でこの町のあちこちへ行ってしまってしゃぶりつくすのは、あまりにももったいない。例えば今後10年とかのうちに、またパリに来ることぐらいあるだろうから、そのときに、ゆっくり堪能しよう。ええもちろん、泊まったっていい。
・そして、あまりにも満足しすぎて、もうこのあと大したところへは行きたくない、という気持ちになっている。この町のプチ麗しさを堪能したあとで、オルセーだのオランジュリーだのもう1軒のル・コルビジェの家だの、行ったところで体内の感性が混乱して瓦解しそう。もうなんか、どうだっていい、というずいぶんと投げやりな気持ちになっている。

・そして、その投げやりな気持ちが原因かどうかわかんないけども、このあとパリの中心部に戻る>デパート的なところの食堂に行く>サラダバーとグラタン的なものを食べる>それが原因かどうかは不明だけども、食事終了後しばらくして猛烈な腹痛に襲われる。あまりにも酷い。身体から水分がどんどん出て行って、JIN先生のコロリみたいになっている。宿所で横たわっている。フランス旅行の、事実上最終日の、事実上唯一のフリー日の、パリではひさしぶりに良く晴れた気持ちのいい昼下がりに、宿所のベッドでうんうん唸りながら横になっている。原因・・・韓国料理の唐辛子? ぬるい生ハムの固まり? 豚モツ? いやいや、タイミングと症状から行って、いま食べたやつでしょう。チーズ? マッシュルーム? セロリ? どれだったんだろう・・・。という状態で、6時間ほどを過ごす。

・夜になってやっと落ち着いてきて、ちょっとは街へ出そうになったけども、もうどこぞへ行けるという時間ではない。けど、このまま部屋に籠もりっきりというのも居てられないしやりきれない。おそるおそるちょっと出てみよう、と思う。夕方から降り出した雨で肌寒くなったので、薄手のセーターを着込むと、twitterですっかり真夏な日本の住人の人たちにからかわれる。そっちだって、ちょっと前まで激寒だったじゃないかっ。見ろ、パリジェンヌたちを、おもっきし初冬の格好。

・バスでパリ市内をうねうねと揺られ、やってきたのが、パリで有名な日本式マンガ喫茶の店。
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・ソルボンヌだなんだが近くにある、高学歴&若い学生の街であるこのエリアに、マンガ喫茶の店はある。おそるおそる入ってみると、彼女とカウンター内でものっすごいいちゃついていたお兄ちゃんに応対される。ちなみに応対されてる間、その彼女に「なに邪魔してんのこいつ」みたいな目で冷たく睨まれ続けたりしていた、被害妄想かもしれんけど(笑)。お兄ちゃんに、初めてか?とか問われたり、ここはこうこうこういうシステムで、あそこに何がどう並んでて、日本語の本もどこそこに並んでる、みたいなことを説明してもらう。「日本から来たの?」「うん」「へー、いいね!」みたいな感じ。だから、お姉ちゃん、睨むなって(笑)。
・若いかもしくは子供ばっかりだし、一人日本人だしで、なんか居心地悪いけど、ぼんやりと過ごす。たまにおっさんやおばあさんがいるけども、どうやら小学生レベルの子供の付き添いでついてきた、というようなことらしい。親に付いてきてもらってまで、日本のマンガ読みたいんですよね、そうですね、ありがとう m(_ _)m

・最後の夕食、といっても残念ながらこれは慎重にならざるを得ない。宿所近くの別のカフェで、クロックマダム・・・食パンにハムとチーズをのせて焼いて、あと目玉焼きものせる。こんなもんで13euもとられる。それなりに美味しかったけど。そして、ベルギーの白ビールにレモン、の夜。
posted by 201005fr at 08:00| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月23日

5/7(金) 第11図書館、ルーブルの日


・やっと観光らしいことができる日ではある。予習をしている。

・宿所を出て、しばらく歩く。どこぞに朝食をとれるいいパン屋はないか、とふらふら歩いている、もうこの頃にはすっかり、朝は街角のパン屋でいただくのがベストだよね、という気持ちになっている。見つけたパン屋でいただいたのは、バゲットにトマトソース、生ハムとチーズを乗っけてトーストした感じのなんだけど、あっためててもらってパクついて見ると、チーズが熱々で美味しい、生ハムもさすがに美味しい、だけど生ハムの量が尋常でなく多い。パンとのバランスがあきらかに(自分的には)おかしいw。それでも、平面に均等に敷いてくれてる部分ではまだいいんだけど、なんかごろっとした固まりか束に近いのが傍らにでんっと乗っかってたりして、そんな調子だからトーストしてもらってても、生ぬるい、もしくは冷たい。え、これ、熱処理的に大丈夫な状態か?という不安がなくはない。けど、美味い。けど、多くてバランスが悪くてしょっぱい。仕方ないので、ハムの固まりを紙袋の中に落としながら、バランスをとりとり食べている。でも、美味さ爆発。
・パン屋のショーケースを見ていると、名前そこそこわかるというか、聞いたことのあるパンの名前ばかりだなあ、と思う。料理名のわからなさとちがって。パンの名前がわかるのは、近所のいつもお世話になっているパン屋のおかげである。
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・パリはほんとうに、カフェとレストランとパン屋が山のようにある。そればっかり。たぶん、パリからカフェとレストランとパン屋を取ったら、カフェとレストランとパン屋以外のものしか残らないと思う。
・しょっぱさで口の中がひりひりする中を、朝のアポ前の観光に向かう。

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・ノートルダム大聖堂。天下のノートルダム。パリと言えば、というかフランスと言えば、いやさヨーロッパの教会建築と言えばここでしょう、というようなノートルダム大聖堂にやってきてみた。てか、やっと来れた、パリ3回目にして><。ノートルダムはゴシック様式だと言われていて、それは高校の世界史の頃からそうたたき込まれていたんだけど、えーでも、あんな四角ばった見た目なのにゴシックなの?ロマネスクじゃないの?という疑念をずっと持ってたんだけど、実際に門前に立って眺めてみたら、あ、確かに装飾はゴシックだねえ、と。それで中に入って見上げてみたら、ああ、これはあきらかにゴシックだねえ、藤村くん、と。納得しました。ちなみに、あたしはもう西洋の教会建築の鑑賞については人生の定量をだいぶ前に越えてしまったらしく、昨今はぼんやり眺めて雰囲気を味わって帰るだけで終わってしまってます、残念ですね。

・そして、元・クイズ研出身という立場の我が輩としては、パリに来たらどうしても一度は拝んでおかねばならんというものがある。
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・拝んだ。
・天気が悪く寒いとは言え、それにしたってひどく寂しい。場所も寂しいし、暗い。だから、「自由の女神」というものが天性として持っているといままでずっと誤解していた、あらゆるポジティブな感情、根拠なく満ち溢れる希望、尽きることのない高揚感、そういったものが一切この女神からは発信されていなかったし、受信もしなかった。なのに、だからといって決してがっかりするというわけではなくって、得も言われぬ安心感のようなものを、この暗い空の下、肌寒い風の中、どんよりとしたセーヌ川にぽつねんとたち尽くす女神の人から、確かに感じることができた。そう言った意味では、女神の素顔に出会えたのかも知れんな、と自分を納得させながら暖をとるためにいそいそとカフェへ向かった。

・「エッフェル塔三十六景」、という言葉が頭に浮かぶ。
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・河畔で、女神を眺めながら、エスプレッソをいただいている。

・地下鉄で移動。トロカデロ駅で降りると、お子たちがうろうろしてるので、あー、エッフェル塔見に行くんだねえ、と思う。自販機があったのでコーラを買おうとしたのだけど、1.50euのはずのコーラがお金を入れても入れても出てきてくれない。ボタンを押しても押しても何も起こらない。コインを吸われただけ・・・。最終、別の機械まで行って、1本買うのに合計4euくらいかかった。
・今回の最終訪問先、第11図書館、のあるはずの建物前に到着し、ちっちゃなプレートも確かに確認したけども、大通りに面したその扉は鍵がかかっていて開かなくて、その横っちょにもはやだいぶ見慣れた暗証番号用プレートがある。フランス滞在6日目、終盤にさしかかろうとする頃でありながら、なお、訪問先の人とその辺の打ち合わせを事前にしていないという、自分の手抜かりさ加減に驚く。なに、1年のアメリカ生活は、自分をそこまでおおざっぱな人間に変えてしまったの? で、すっと暗証番号入力して入ろうとしてたお兄さんがいたので、扉が開いたタイミングで、「第11Libraryはここ?」「ああ、そうだよ」つって、入れてもらう。

・第11図書館

・ふう・・・
・お世話してくださった旧知のライブラリアンと、近くのカフェにランチを食べに行く。パリはどこも値段高いけど、ここはそんなに高くなくて、そして美味しいんだ、と教えてくださる。そういう地元情報は大事。いただいたのは、サーモンを塩とオリーブオイルで焼いたのに、サラダや米が付け合わせになってるの。塩、油、米、魚!(涙) 油を堪能したあとの、エスプレッソ。
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・ランチ中もたくさんのおもしろい話をうかがう。
・情報共有のニーズがある。情報共有を簡単にできるツールがある。なのになぜそれをしない? というのは素朴に問わなければならない疑問。(注、もちろん情報の種類によって温度差が違うけど) 例えば、日本国内のe-resourceについての図書館員による情報共有サイトって、どこ? 問われて、すぅっとお答えできなかった自分が恥ずかしい・・・。
・お隣に座ったカップル、本日のメニューのボードを見てしばらくあれこれしゃべってたと思ったら、自分たちの食べたいものが載ってないから、といって席を立って帰ろうとする。それを、ウェイターて言うのギャルソンて言うべきなの?がいやいやお若いの、こっちに定番メニューもあるから、つって紙のメニューを持ってきて、あらそう、と座り直す、という一幕あり。なんか、自分の好みや思いがはっきりしててそれにしたがって自主的に動く、ていう当たり前っちゃ当たり前のことなんだけど、日本だとなんとなくいつのまにかまあしょうがないかっつって流れるよね。どっちが良い悪いとかじゃないんだろうけど。例えば後ろの席のご婦人は、同じサーモンのグリルの皮のところまるごと残し、かつ米にもほとんど手をつけてなかったりして、うん、でもマダム、その皮と米の組み合わせがどんだけ美味いことか日本人的には、とw

・以上、全11館の訪問がほんとに終了。ちょっとしんみりしている。

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・ダイアナ妃がなくなった場所が近くにあるって聞いたんだけど本当?というセーヌの川岸からバスに乗る。向かうはルーブルただ一本!敵はルーブルにあり!
・バスはセーヌ川に沿ってぐるっと東へ進む。車窓をぼんやり眺めていると、パリ観光予習を大してまともにやってないからわかんないけども、あれやこれやの王宮的な建築群、荘厳であり、絢爛であり、太陽の光が反射してきらきらしてるし、広場も広ければ空も広い、まさにモノとして圧倒的な存在感だし圧迫感だしで、こういう言い方あんまよくないかもしんないんだけど、パリっ子の人たちってこういう大建築群に囲まれて生活してたら、なんかこう圧迫されて卑屈な気分になったりしちゃわないんだろうか?と思ってしまった。京都とパリとをよく比較というか仲間視されたりすることもあると思うんだけど、正直、この2つの街って根本的に何かが違うよね?と思う。
・空間装置としてのパリの大建築群、という言葉がなんとなく頭に浮かぶけど、それがどういう意味になるのかはとんとわかっていない。語感だけ。

・そして、ついに、念願の、ああいったい何年間待ったことか、というルーブル美術館に入館。ちなみにここはカバンの有無で第一入口のセキュリティの列がぜんぜんちがうので、あれならカバン無しで行くといいですよ、というtips。それから、めっちゃ並ばされてキップ買うのだけでも1-2時間かかるんだよヒドいよ、というもっぱらの評判(脅され)でしたが、金曜の2時頃という限りではまったくそんなことはなく、5分で買えました。さらに言うと、あたしはぜんぜん気付かなかったんだけど、切符売り場の周辺には何台かのセルフ販売用端末があって、そこには誰もいっさい並んでなかったので、自動販売機大国ニッポンからおいでのみなさまは0分で買えると思います。

ニッポンのみなさま、お待たせいたしました!我が輩はただいまパリ観光の桃源郷・ルーブル美術館にいます! (テンションだだ上がり中)

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・モナリザがこんなにもちっちゃかったということに驚愕するという事件が起こった。
・子供たち学生たちが引率されたり自由行動だったりで熱心に勉強、スケッチしていた。だいたい欧米の美術館ではこういうお子たち学生たちの姿を当たり前のように見かける。日本のそこらへんはどうなってんのかは知らない。
・やっぱり中世美術が最強伝説。注、個人的に。
・忘れちゃならない、オランダ絵画も最強伝説。でもなあ、あんまりオランダ絵画ないなあ、ここってなんでフランス絵画がやたら多いんだろう。・・・・・・あっw (←実話)
・日本人、フェルメール好き過ぎだろう事件。
・ルーブルやパリ街並みの歴史を描く記録的絵画、というのをまとめて並べてるのも好き。あ、ルーブルの歴史的経緯を入門的になぞった新書みたいなのないかな、中公新書あたりにありそうな気がするな。
・我が青春の「テュルゴーのパリ地図」を見つけて、そっと涙する。それなりに思い入れ持ってたんだなあ自分。
・いやいやそれにしてもこれは疲れる。疲れる運命にある場所だ。肉体的にも精神的にも頭脳的にも感性的にも全部疲れる・・・。
・ここの地下には中世期の遺構もあって、見て回れる。やっぱ”歴史”ってのはせめて1000年くらいはないと物足りないっすね(暴言w)。

・iPhoneでぱしゃぱしゃ写真を撮っていたのですが、不思議なことがひとつ。iphoneを縦にして撮った写真は、縦長で、パソコンで見るとそれが横に倒れている。それから、iphoneを横にして撮った写真は、横長で、パソコンで見るとそれがその通りに見える。ここまでは分かる。問題は、ルーブルで撮った写真の横向きのものが、ある時点を境にして、天地逆さまの横向き写真になってずらずらずらっと並んでいらっしゃる。なんで? あたし途中からiphoneを右左逆にして撮影してたってこと? おかしくない? ・・・・・・と思ってて、ふと、ルーブル巡り中に肩掛けカバンの袈裟懸けにしてたのが重くて、左右逆に掛け替えたことがあったのを、思い出したよ。もしかしてあのタイミングで、iphoneの写真も逆になったのかしら??
・ルーブルのミュージアムショップは、意外に商売っけないというか、あんま買えるもんが少ないような気がする。・・・そんな中、発見。これってジョジョがどうとかいう人の漫画? 「Rohan au Louvre」?
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・ほうほうのていでルーブル脱出に成功。

・先日、外からちらっとは見たものの、ちゃんと見物できなかった某図書館の円形リーディングルームを見たくて、急いで行ってみた、けど、ちょうどタイムアップだったorz。扉の外からのぞき窓を通して眺める。

・某NHKの街歩き番組でつい先日特集が組まれていた、パサージュ、をそぞろ歩きしてみる。番組ではキレイに演出してあったけど、さすが生活の場所なだけあって、通りによっては結構に猥雑であったり、チャイナタウンじゃないかここ、ていうようなとこがあったりもする。あと、番組でスポットの当たってた古本屋さんを熱心に見つめて写真撮影している新婚らしきカップルとか。

・これはもうどこだったか忘れちゃったんだけど、地下鉄駅を降りて出たところで青空市場を発見。そぞろ歩いて、なんとなく甘いものつまみたいなあ、と思ってたところにもう店じまい手前くらいのパン屋があって、おばちゃんに、このプチシューにごろごろした砂糖の堅い固まりがちらばされてるようなやつ(これ名前何?w)を2つください、というと、もうぜんっぜん英語わからない人らしく、でも、手振りや、たまに出してくれる英語の数字から遠回りに類推するwに、5つをいくらで、という単位からしか売らないんだよ、と、小さいから、ということなんだろうなと思い、じゃあ5つくれというと、また困った顔をしてなんか向かいの店にいる人と言い合った末に、これ全部でいくらユーロだ、とおっしゃる、ああなるほど、いま売れ残ってるのが7つ8つくらいなので、ここで5つ買われると残りが売り物にならないから、もうさらってほしいんだねwww。いいよ、買うよ、小っちゃいし安いからあっという間だもんこんなん。
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・ガラスで築かれた荘厳な建物がある、ときいて、グランパレへやってきました。でもなんか、閉ざされてます。閉鎖です。日常的に開いてる様子がなかったです。外から中をのぞいてよだれをたらしてます。あたし以外にもそういう人が何人か来ました。

・夕方のシャンゼリゼ通りを歩いている。現代的な賑わいである。これはこれで癒される、時間があればここで半日ちゃらちゃらした気持ちで過ごしたいと思う。チャンプ・エリーゼと書いてシャンゼリゼである。

・それにしてもまあ、パリはため息が出るほどにMKMである。ちなみにMKMとは、マジできれいな娘さんばかり、の略。街を歩いていても、思わず見つめてしまう、すぐそらすけど。そして見方を変えれば、パリの女性がきれいなんではなく、西洋文明世界が女性のきれいさの基準をパリに置いて100年とか来た、そして日本もその基準に浸っている、ということなんだ。これはひとつの洗脳か、単純に、きれいだなあと見とれている場合ではないのだ。でも、きれいだなあ、ほんとに。

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・そして、凱旋門に到着。北東の角から眺める。パリに来るのはこれで3回目だけども、あたしなぜか、3回とも凱旋門をこうやって見に来てるし、しかもなぜか毎回この角から眺めてるんだ。なぜかってこたない、単に、地下鉄駅降りて出口から出たらすぐここに出る、てだけの解だけど。でも、こうやって眺めてると、素直に安心する。ほっとする。ただいまーっ、て声をかけている。あのでっかいレゴブロックに。

・晩ご飯は、こないだ気に入った韓国弁当やさんへ。アラレちゃんみたいなバイトの娘さんがなぜこんなにテンション高いの?というような愛想良さだった。しかし困ったなあ、お気にの韓国料理屋がパリにできてしまったではないか。日本にこそあってくれよこういうお店。

・この夜、宿所で晩酌した末に、「ハーバードが懐かしい」というtweetを残している。その真意はよくわからない。
posted by 201005fr at 12:58| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月21日

5/6(木) 宿替え、第8・9・10図書館の日


・パリの朝4時台に職場からのメールに対応・・・。

・今日は、いまの第1宿所をいったん引き払って、次の第2宿所に移動に行く日である。なので、掃除と荷造りをする。なぜ掃除をしないといけないかというと、先述のように大家がバカンスに行ってて、あたしは彼女のバカンス中1人目の客だからよかったけど、次に2人目が来る予定らしく、「次の人のためにちゃんときれいにしといてね」と言われている。なんだそれwww、あ、それでか、クローゼットの中に人の名前らしきメモが貼ってあるビニール袋があって、シーツやバスタオルがひと組入ってたのwww。
・その掃除がたいへんだった、というのも、まあどのくらいのきれいレベルを要求されるかについてなんかは、清掃大国ニッポンから来た身にしてみれば余裕だぜふふふん程度でいいのだけども、何せ、掃除用具がろくにない。いや、ないというか、掃除用具がどれもこれもゴミどろどろに汚れていて、使いようがない(ように見える)。しかたないので、かなりおざなりな掃除になる。ところかわればいろんなものがかわるというか、乾燥した空気のため落ちない汚れ、適量の勢いで出てくれずに飛び散る水、強度が弱くて粉々になるティッシュ、等々。
・まあ、あたし1人目でよかったよ。2人目だったら誰がいい加減に使ったかわからんような後の部屋になっちゃう・・・。
・荷造りも微妙に大変。何せ、チャックが壊れて半分しか開かないキャリーケースに、手探りで荷物を詰めていく。
・もう大変、パリの夜明け前から汗だく。

・今日この木曜は宿替え以外のto-doのない、数少ない空き日だったのだけども、幸運にも渡仏してから急遽2件の図書館訪問をさせていただけることになった、という経緯があって、何せ午後の某所なんか、昨日メール送って昨日アポとれたよ、ていうようなくらいだった。ありがたすぎる・・・TT

・1件目、第8図書館へ向かう。近所だったので、徒歩。早めに行って場所を確認した後でどこかで朝食を得られないか、とふらふら歩いていると、街角のパン屋発見。マジで、パリの朝はパン屋ばっかり。コンビニはないけどパン屋があるから大丈夫、的な感じ。パン屋、というよりもどうやらベーグルがメインのお店のようで、ベーグルと言えばニューヨークの専売特許かと思ってたけど、ここパリでもその後そこそこのベーグル見かけ頻度だった。クリームチーズのサンドくらいしてもらえばよかったけど、そこまでのコミュ力がなかった><。トーストしたベーグルと甘いドーナツと、もはやこれなしでは朝が始まらないというエスプレッソを、耐熱ガラスのエスプレッソカップでいただく。おかみさんの愛想もいいので、ああ、ここ通いたいなあ、と思う。

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・散策。リュクサンブール公園、である。名前だけはなんとなく聞く、ような気がする。気がするだけ、フランス語はあれこれ似てるからw。
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パリの公園は全部当たり説。

・第8図書館 http://crj.ehess.fr/document.php?identifiant=bibliotheque

・ここでお話をうかがっているうちに、パリの日本資料持ち図書館の中で、歴史もめっちゃ長いし規模も大きい、けど、いっこうに連絡がつかなくて、わりと早い時期からあきらめてた、というところがあったのだけど、そこの話題が出て、じゃあ是非紹介しますと言っていただいて、その場で、いまからそっちへ行ける、というアポをとっていただくという奇跡が起こった。本日の図書館訪問予定が2件から3件にレベルアップする。
・ほんとに、この感謝の気持ちをどう伝えたらいいのか、どきどきしている。

・Googleマップを打ち出してもらって、いままさにアポの取れた第9図書館へ向かう。何のことはない、元の宿所から歩いてもそう遠くはない距離ではあるのだけども、道が混んでるわ、細いわ、長い歴史の経緯で複雑に入り組んでるわ、どこも似たような街並みだわ、焦ってるから方角間違うわで、えらく時間がかかる。そして、ほんとにほんとのその辺の路地裏っぽい恋人たちのアパルトマン的なところを、なんとか見つけてお邪魔する。細い階段、築年数が100レベルな建物の窮屈なそれ、をとんとんと上がるとBDSゲート、という感じ。速攻移動30分。

・第9図書館 http://www.bulac.fr/

・辞す。
・そしてこのタイミングで宿替えタイム。まず第1宿所に戻り、部屋に置いておいたキャリーケースをひっつかんで、きびすを返す。まずやらなきゃいけないのが、この第1宿舎のチェックアウトで、チェックアウトといっても先述のようにここの大家はいまいないので、またもや数軒隣の例のホテルへうかがって、そこに鍵を預ける&デポジット(保証金)50euを返金してもらう、という算段。なんだけども、チェックイン時は用意していたメールのプリントアウト(大家の指示が書いてある)が、今回はないので、そのホテルのデスクのおねえさん、イン時とは別人、に要領が伝わらない。うん、じゃあもう、最終的にあなたのその机の引き出しを開けてエンベロープを探してみて、という指示でやっとなんとか理解してもらえたらしく、50euも確保。それにしても、フロントのおねえさんにまったく話の通ってない状態で、ホテル側にしてみれば超イレギュラーな金銭・鍵のやりとりを、たいして抵抗感持つことなくやってくれはる、というのは、いい意味でもまずい意味でも壁の低さを感じる。大丈夫っすかそれで、と相手事ながら心配に思わなくもない。そして、それを心配に思うような自分に戻ったということは、アメリカ帰国から相当の時間が経っちゃったんだなあ、としみじみ思う。
・速攻移動30分。

・第2宿所、ここもwebで探した、ふつーの人たちが住んでいる街中のアパートの1室、お隣とかはパリ市民、ていう部屋借り、驚きの50eu台。仕切ってるのは日本の会社で、現地在住の日本人スタッフがチェックイン時に世話をする、というパターンのやつ。ちなみに、某図書館さんの電話を借りてその世話スタッフに電話をしたら、のちに、そのスタッフから図書館に電話がかかってきたというオチあり。今回の宿所は、LANも整い、掃除も行き届き、だけど、細かい注意書きがぺたぺた貼って、ああ、日本だなあ、と思う。部屋のあるフロアが全面改装中という相当にカオスな状態になってて、どのくらいカオスかというと、自分の部屋のドアをがちゃっと開けると、向かいにある共有トイレのドアとかがはずれてるのの泥だらけの便器がまっ先に見える、という状態。
・そのかわり、5階(たぶん最上階)であることもあって、窓からはモンマルトルのサクレクール寺院が拝める。宵闇にライトアップで浮かび、夜明け前の薄墨色の中に浮かび、しとしとと小糠雨降る中にけぶる。嗚呼、麗しき哉モンマルトル。モンパルナスとよく間違う。
・この時点で、朝から走りっぱなし&荷物運びっぱなしなため、非常に汗だく。

・息つく暇もあまりないうちに、昨日急遽アポの取れた第10図書館へ向かう。ここは、某とても大きく代表的な図書館の、10年ほど前に新しくできたどでかい新館のほうで、現代書のほうの日本語資料を扱っておられる方がいるというのを、先日旧館の方にお会いすることで連絡先を得ることが出来、滞仏も後半へさしかかろうというところでやっと連絡がとれて、お会いしていただけることになったものである。

・向かう途上、地下鉄駅で簡易コンサートに遭遇。
http://www.ustream.tv/recorded/6715819

・ところでお昼ご飯もろくにいただいてないわけなので、図書館最寄りの駅を降りて、なにやらナチュラルな食品をアピールしてる感じのファーストなデリがあるので、和風パスタっぽいのをもそもそといただく。レンジで軽くチンしたらパスタなんかどんなんでも美味いw。レンジにかける間、不用心にもカバンを席にほっぽり出してた自分に気付き、あーなんか、疲れてきてるのかあるいは、だいぶ旅情が薄くて日常感に浸されてんなあ、と思う。
・そしてこの大図書館!

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・このどデカい図書館には、西入口と東入口がある。指定した西入口で待ちつつ、お会いする予定の人に電話をしてみる。・・・・・・なんかちがう人が出る。わあーっと言われる。ふっと無音になる。・・・・・・もう一回。・・・・・・あかん TT どうしよう、というのはこういうとき、インフォメーションカウンター的なところに申し出れば取り次いでもらえるに決まってるのだけども、この西入口、どうも閑散としていて、人が来てもいずこかへ通り過ぎていくだけな感じで、窓口らしき横長のカウンターは何席分もあるんだけど、扉は閉ざされたまま。時間が過ぎる。どうしようもない。と、カウンター内に人の気配があったので、たまさか開いてた遠くの窓口から大声で呼びかけてみると、どうやら「東へ行け」とおっしゃる。西と東は入り口は別であるものの中ではつながっているので、えー、大丈夫かなあと思いながら東入口へ行ってみると、なるほどこちらはかなり賑やかでショップやブースもあり、西と同じレイアウトのインフォメーションカウンターに人も機材も物資もずらりと並んでいるので、ほっとする。ていうか、やはり図書館ってのはカウンターに人がいてなんぼの施設だなあ、とあらためて思う。フランス映画に出てきそうな俳優っぽいおじさまに声をかけて、取り次いでもらえたという顛末。

・第10図書館 http://www.bnf.fr/

・昼もだいぶ過ぎて閑散とした職員用カフェで、つらつらとお話をさせていただく。年は離れてるけど、すごく仲良しさんになれた気がする。よそで聞いた話をびっしりメモったノートを見て、「そもそも何しに来てる人なの?」「あー、それゆってなかったっすね、すんませんwww」みたいな感じ。お互いに慣れない?英語で言いたいことを言い合う感じになった。「なんか書くんなら、ここにも日本語の本があるんだってことを、しっかり書いといてね」、とおっしゃってた。そうだなあ、そういうことを”知ってもらえてない”ていうのはきついよなあ、と思う。
・それから、館内ひとりツアー。

・辞す。やっとフリータイム。
・最寄り駅近くに家電やさんがあったので入ってみる。けど、日本の家電やさんに慣れてる日本人が海外で家電やさんに入っても、おもろいことはそうないんだ、というのを思い出して、終わる。

・次に、パリの街中に戻って、大型書店の類を見てみたいな、と思う。FNACという書籍や音楽・DVDやPC類をまるっと扱う有名大型店みたいのがあって、それが入っているショッピングモールに行ってみた。地下から地上までたくさんの店に人・人・人、ねえ、まだ平日のやっと5時過ぎるかどうかくらいだよね?
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・みんなニッポンのマンガ・アニメに夢中だぜ! ドラゴンボールのエンディングの歌(もちろん日本語)が流れている。楽しんでいただけてますか。

・さて、このショッピングモールから外の通りに出ようとする。・・・出れない。階段を上がる。中庭に出る。回廊に入る。書店に戻る。階段を下がる。地下鉄駅に行こうとする。階段を上がる。書店に戻る。外光が見えるので向かう。中庭に出る。階段を上がる。見晴らしがいい。回廊に入る。書店に戻る。・・・出れない! え、なんすかこのショッピングモール、鯨の腹の中かなんかですか、あたしもう一生ここで暮らしましたとさ、になるんですか。解、どうせまた書店に戻らされるんだろうと思しき細いエスカレーターにぽんっと乗ったら、そのまま地上階の通りに出た。教訓、なんか書いとけよ。

・続いてうかがったのは、ポンピドゥセンター。そう、あのポンピドゥセンター。そこの図書館さんにあらためて行ってみることにする。建築のはっちゃけ感はもはや特に物珍しいと思うわけではないけども、街中にあって、みんなふつーに楽しんでらっしゃるちょっと向こうにはゴシックな教会建築がでんっとある、という同居感が、見ていてなんとなくうれしくなってくる。

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・センター内には派手に映画館や美術館やがあるけども、図書館は反対側サイドが入口だよ、と日本語フロアガイド(までちゃんとある)に教えられて、反対側サイド行ってみると、なんか長蛇の行列ができてる。あれ、こっちにも映画館あるんだな、と思ってたら・・・・・・え、これ、図書館に入るために並んでる行列ですか!?!? なにこれ、なんかトラブルですか? いや、行列整理用のチェーンが造り付けてあるから、ここそんな毎日行列になるの? しかも入場制限がされていて、何分かおきに何人かしか入れないようになってる。ので、順番待ち。え、パリの公共図書館シーンはいったいどういったことになっておるのですか!?

・ま、入ってみると、予想したとおりというかあちこちでよく見る風景というか、席がばーっと埋まってる、PCや視聴覚ブースがばーっと埋まってる、といった感じ。それでも、PC持ち込んで勉強したり調べ物したり仕事したり、カフェ的なところでおしゃべりしたりと、”場所”としても”資料との接点”としてもよく活用されているなあ、と見える。サービス案内のパンフレットもたくさんあるし、言うても本家の図書資料だってふんだんに持ってらっしゃるし、そして内装・設備が現代アートっぽい仕上がりになっていて、オブジェがそこここにある。ああ、人気出ちゃうよなこれならな、と思う。個人的には、落ち着かないので通いたいとは思わない場所ではあるけども、一般的に言えば、あれほど行列ができるのも当然だなあ、立地だけの問題ではなく。という意味では勉強になりましたよ。

・ポンピドゥセンターの外では、なんかデモ抗議活動をやってらっしゃる。トラックにバンドが乗ってて演奏しながら通りをデモ行進、ていうのもやってた。元気な街だ、と思った。人の元気が街には必要だと思う。
・街を歩く。そうか、このへんの繁華街がまたいいぶらぶらスポットだったんだな、とやっとわかる。ホームセンターみたいなところで、異国の日用品のデザインをぶらぶらと見ている。

・夜。近所のカフェで食事をいただいてみることにする。印刷されたメニューを見るとなんかありきたりっぽい料理ばかりでしかも高値、だったので、ボードに書かれた、これは本日の日替わりプレートかなんかですか、と、数日の滞在でようやくなんとなくわかる程度のフランス語解読で判断して、注文してみる。魚ではない、お肉っぽい名前だったな、でもなんか見たことある綴りがあったな、と思ってると・・・・・・見覚えあるはずだよ、あたしこれつい昨日、晩酌しながらググったやつじゃん。豚モツのソーセージじゃん。しかもコンビニ版じゃなくてマジ版で、でっかいソーセージ丸ごとを湯通しして焼いた感じのもの。マジ版だから、モツのにおいが昨晩のコンビニ版とは比べものにならないくらい、濃い。ちょっと、濃い。日本とは処理・調理の仕方が違うんだろうな、という感じに、濃い。モツ好きの自分ですら、半分行くと、あーちょっともういいかな、と思い始める。ごめんなさい、モツの会会長様、我が輩まだまだ修行が足りんでした orz 塩や胡椒や、側の業務用棚に置いてあったマスタード入りマヨネーズなんかで、味を変えつついただく。

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・いっしょにいただいてたのが、ベルギーの白ビールにレモンをひょいっと浮かせたの。この飲み方はパリで定番なのか流行ってるのか、よそでもこうだった。そしてこれがめちゃめちゃ美味い。甘いし、とろっとしてるし、レモンが効いてて爽やかだし、もう1杯ほしくなる。白ビール、嗚呼白ビール。この飲み方いいよ、日本でも流行らそうよね、若い女性の人とか、若くないけどバブル期をちゃらちゃらと過ごして甘ったるい変なカクテルやチューハイを飲み慣れてた40過ぎの人とかに、よく受ける飲み物だと思ったよ。

・ここの店でさっきから対応してくれてるウェイターの女の子、トレーナー着てる、が雑だし、不機嫌だし、愛想悪いしでやだなあ、と思ってたんだけど、さて帰るとなってお勘定をお願いして待ってると、ちっちゃいグラスに何か飲み物が入ったのを、こてん、と持ってきはった。え?という顔をしてると、今度この店で新しく作ったカクテルなの、ラズベリーとラムの、よかったら飲んでみてね、と、にこっとしてはる。え、よく知らんのですが、これが”つんでれ”ってやつですか?
posted by 201005fr at 07:07| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

5/5(水) リヨン、第5・6・7図書館の日

 
・日本の食生活で最大の不満は、スーパーで手軽で安い生のパスタが買えない、ということで、欧米に旅行に来たときにはこの生のパスタを買って部屋で茹でてむしゃむしゃ食べる、というのがひとつの楽しみなので、朝から茹でて食べましたよ。タリアタッレと呼ばれる。トマトソースとチーズをからめて食べるよ。

・それはそうと、今日は朝一でLyonの街へ向かうよ。LyonへはパリからTGVで2時間。片道約8000〜10000円くらい。朝10時頃のアポで、2006年のずっと動かなかったトラブルがトラウマにあるので、朝6時台のTGVで行こうとぞんずるのだけど、そうすると宿所からリヨン駅(註:リヨンへ向かうTGVが出るパリ市内の国鉄駅は、リヨン駅。ややこしいTT)へ向かう地下鉄に乗るのが5時台とかになっちゃって、そんな、国際犯罪都市パリで朝5時に地下鉄乗るとかムチャだろう、と思われる向きもあるかもしんないけど、おそるおそる行ったら、人がぜんぜんいないわけでもないし、妖怪アンテナも働かないし、車両内は結構な人出だったので、安心して駅へ向かう。

・国鉄駅に到着。券売機に向かって、さあさあ、自動販売機大国ニッポンからやってきました我が輩がこれからキップを買いますよ、と軽快に画面を操作していると・・・・・・リヨンに”リヨン”と名の付く駅が2つある。ややこしいTT。あれ、そんなんだっけ、おかしいな、確か目指す場所はリヨンの”リヨン”駅から地下鉄B線で1本という下調べは済んでるんだけど、え、じゃあその”リヨン”駅はどっちだろう、と。でもまあ、そういうときのためにいろいろと旅行事務的な地図・路線図の類はあらかじめプリントアウトしてあるんだよね、ふふふん、と、カバンの中を探る・・・・・・ない。地図もねえ、路線図もねえ、え、ちょっと待て、それどころか、訪問先に行って使うための調査用の取材メモ、今回の訪問のすべての下地となるもの、が入ってねえ orz。かろうじて地球の歩き方の数ページ分をコピーしたのを見て、両者間が大した距離でもないし、売値を見ればまあどっち買ったところで問題ないというのはわかるんだけど、そうやって購入するまでのへとへとよりも、調査用の取材メモを忘れてきているという事実に自分が情けなくなっている。
・しかも、先にオチを言うと、キップを買った行き先駅とはちがうほうの駅で降りてしまったという。そしてさらなるオチは、そのちがうほうの駅で、合ってたという。

・TGVは空いてるともなく混んでるともなくという感じで、むかいにおっちゃんが座っている。天気は良くない。曇っている。そのうち雨になる。おっちゃんが雑誌を読んでいると、窓際の膝のあたりに備え付けられてるゴミ缶が、何かの拍子にがたんと床に落ちる。やれやれという感じでおっちゃんがそのゴミ缶を持ち上げて、もとあったところの掛け金にかける。しばらくおっちゃんが雑誌を読んでいると、また何かの拍子にゴミ缶ががたんと落ちる。おっちゃんは、今度は拾わず、足でつつっと脇に避けて、また雑誌を読んでいる。雨が降っている。大した景色も見えない。

・リヨンの、ちがうほうの駅(しかし大半の客がここで降りた駅)で降りる。雨が降っている。雨の朝の駅のコンコース独特の、憂鬱さと軽く殺気立った感じが混じった雰囲気。地下鉄を確認すると、ここからわずか2-3駅のところなんだけど、まだ1時間半くらいある。でもここでじっとしていてもしょうがないので、いったん現地に行ってみてからどうするか決めることにする(いいかげんだなあ(笑))。

・第5図書館の近くまで来てはみたものの、さてどうするか、雨だしぶらぶら歩いたりとかしたくないんだけど、と思っていると、すぐ近くに、新築っぽいんだけど地元っぽくもあるパン屋的なところを発見。のぞいてみると、奥にテーブルや椅子が並んでいるところがあるし、エスプレッソマシン的なものもあるのが見えるので、あ、行けるんちゃうか、と思って入ってみる。パン屋のご婦人に、コーヒーをあそこ(指さし)でいただきたい旨を、伝わるか伝わんないかわかんない英語と身振り手振りで伝えると、向こうも片言ながらもにこやかに応じてくださる。いただいたのは、すみません、朝パスタがっつりいったところで申し訳ないんですけど、あれキッシュですよね、手作りの、でっかくて、みずみずしくてかってるやつ、我慢できなくていただきました。ナイフとフォークで。美味かった。寒かった身体に、美味かった。そして、老夫婦とかがカプチーノ的なの飲みに来て、店のご主人と陽気にくっちゃべったりしてた。地元だなあと思った。こういうお店って京大近辺に、江上学生の頃でもまだだいぶあちこちにあったりしたんだけど、いまってどうなんだろうか。
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・だいたいこの頃から、twitterでの日本からの「暑い」「暑い」というコメントが鬱陶しくなってくる。それくらいに、寒い。

・第5図書館へ向かう。この図書館は、国立の大学共同利用機関みたいな研究所内の図書館。そして、その手の研究所が複数雑居するキャンパス。なので、またも、正確にはどの建物のどこへ向かっていいのかがわからない。とりあえず、研究所らしきところに入る、受付のおばちゃんに尋ねる、あっちへこう行くんだと教えてもらう、あっちへこう行ってみる、だんだんディープな研究所内に立ち入る感じになってくる、建物の端っこにたどりつく、廊下を横切るおばちゃんをつかまえて尋ねる、ゴール。のちに、図書館とオフィスが別の建物で離れているというパターンだった、とわかる。あぶなかった><。

・第5図書館 http://iao.ish-lyon.cnrs.fr/
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・お世話になった方に連れられて、第6図書館へ向かう途上のオーガニックやさんで、オーガニックなランチをいただく。野菜たっぷりの。デザートのケーキに添えられた、なんとかいうのを煮詰めたの、ていうのがめちゃめちゃ酸っぱくて驚いた、いうのを覚えている。
・そうか、フランスって歴史的に、アフリカや東南アジアとゆかりの深い国だった。と酸っぱいのを食べながらなんとなく思う。
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・第6図書館へ。この図書館は、リヨン市内の大学の一部局内にある図書館で、大学のメインキャンパスとは別のところに離れて位置している。
・そこでアポをとったライブラリアンの人とは、昨年夏にイギリスで会って以来9ヶ月ぶりくらいとなる。久しぶりにお会いできたので歓迎される。前回お会いしたときから役職が変わっておられた。

・第6図書館 http://scd.univ-lyon3.fr/les-bibliotheques/bibliotheque-lettres-et-langues/

・日本専門のライブラリアンの人ではないので、日本語は話せない。お互いに英語でやりとりする。懐かしさのせいかしら、いろいろ他愛のない話で盛り上がったりする。日本人にとってあの「はんこ」ってやつはいったいなんなのか、とか。こんな遠い異国の街に自分の来訪を楽しみにしてくれて、歓迎してくれて、楽しんでくれる人がいるんだ、ということが、ちょっとうるってなるくらいに心底うれしい。
・あれ、自分、英語力がガタンと落ちてる・・・TT

・そしてここで、この大学の本部キャンパスにある本館のほうの図書館に1人、日本語資料を取り扱う担当者がいるんだ、という情報を得る。そして、いまからその本館図書館へ行けば、その人に会ってお話を聞けるんだ、という、次のダンジョンへの扉の鍵を手に入れる。

・最後は、地下鉄の駅まで見送りに来てくれはった。この人は日本専門のライブラリアンではない(スラブ専門)ので、日本に来ることもなかろうし、日本系のイベントで会うチャンスもほとんどなかろうし、だから、次に会える機会は、と考えるとさらにうるっとなる。

・教えられた道のり、見せられた地図を頼りにして、本部キャンパスの図書館へ到着。確かに周囲は学生たちが行くようなお店類が立ち並んでて、キャンパス内に入ると若い子らがわあきゃあ楽しそうにしていて、カフェといい中庭といいベンチといいわちゃわちゃとしてて、ああ、大学に来たんだなあ、と癒される。

・第7図書館 http://scd.univ-lyon3.fr/
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・最近大幅改装して”居場所”機能を強化したという、こぎれいな図書館。うん、世界的な流れとして大学図書館はいまこういう方向に向かってるんだよね、というのの、まさに典型のような有り様をしている。だから、訪問見学しはるならここはおすすめです。たぶん、ちょうどいいくらいの成功例なんだと思うので、現実的な参考になる。

・入り口のカウンターで声をかける。さっきのチェックポイントのところで、電話しといたからカウンターに行ってね、あ、男性のほうに声をかけてね、女性のほうは英語わかんないみたいだから、的なことを言われたので男性のほうに声をかけたら、それでもあんまわかんなかった。でもそれは、自分がわかんないからわかんないのか、相手がわかんないからわかんないのか、両方わかんないからわかんないのか、わかんない。取り次ぎを頼む。ボスと話し中とかでしばし待たされる。
・詳細別途。館内を自分でゆっくり巡ってみる。うん、こういう方向に向かうという流行りなんだよね。

・学内カフェ的なところでエスプレッソ的なのを買って、階段的なところに腰かけて、寒いのに震えながら飲む。若い子らがわあきゃあ楽しそうにしている。

・というような、17時過ぎになってやっと、観光的なこともしときたいなあということで、リヨンの街の旧市街、石畳の狭い通りの古い街並みが続いているようなの、のところへ行ってみる。

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・やっと癒された・・・。
・霧のような雨がさわさわと降ってる感じで、寒いし、濡れるんだけど、それをおしてもなお歩いていたい感じの、旧市街。人がまばらなのがちょうど良くもあり、物足りなくもあり。お母さんに連れられた子供たちのはしゃぐ感じも、人多いときはうざかろうけども、薄寒く人少ないいまでは逆に寂しさを感じる。時間が中途半端なせいか、天候が悪いせいか、カフェ・レストランの類に人がほとんどいないし営業してなかったりもする。フランスでもレストランの多い街、みたいなことNHK街歩きで言ってなかたっけ・・・。それでも、石畳、店構え、壁、街並みといったところには、”ヨーロッパの観光街の旧市街”としての貫禄のようなものをゆっくりと感じる。動じなさ、というか。存在感、というか。感じながら、ひたひたと歩いている。

・古い建物の古い店構えながらも、マンガ専門店を発見。日本に限らないマンガ専門店だけど、もちろん日本コーナーはがっつり構えられている。今回こちらでお買い上げになったのは、「さよなら絶望先生」。こんなの、たとえ翻訳できたからってどこまで伝わるんだ?wという
・言葉はない。ただ、ひたひたと街を歩き眺める。

・旧市街から、ケーブルカー駅、橋、市庁舎広場といったあたりへ。身体が冷えてきてさすがにヤバイと思ったので、残念だけど切り上げることにする。機会があるかどうかはわかんないけど、またのときにということで。
・食事は駅で済まそうかと思ったものの、駅にいい感じの座って食べれる店がない。もしかしたら日本と違い、鉄道駅なんてものは座って食事をするような場所なんかじゃない、と思われてるのかもしれない、というくらいに軽食をスタンドっぽく売ってるだけなので、困る。駅の裏側に、ケバブやさんを発見。ところが発車間際で、大急ぎでかきこむことになる。
・帰りはぐっすり寝てた気がする。

・パリ帰着。宿近所の例の大型スーパーにて、3ユーロ弱の安ワインと、シーフードのマリネ、スライスされた生ハムかな?というようなものを買って、晩酌で疲れた身体を慰める。昨日買ったパルメザンのブロックのかけらのパックも。マリネは油気たっぷりだけどもオリーブオイルだからかもたれる感じはそれほどなく、イカとタコのマリネかと思ったら、タコのマリネだった、と思ったらやっぱりイカ入ってました。ハムというか、薄いハムをミルフィーユ状に重ねて丸めてソーセージ状にしたのの輪切りっぽいの、は、燻した香りだけでなく、これはどうもモツっぽいな、と思ってよく調べてみたら、フランスではおなじみらしき、豚のモツをソーセージにしたの、のコンビニ版的なものらしかった。少量だと食欲が刺激され、さらに肉が食べたくなる香り。わりとあとまで残る。チーズは言うも愚かなり。

・身体も脳も疲れているけど、心は満たされている。海外の図書館を訪問していろいろと話を聞くという行為が、我が心をどれだけ満たしてくれていることか。そのことにあらためて気付かされる。 感謝してもしたりない。この感謝の意をどういう形で表すべきかをずっと考えている。

・だいたいこの頃から、ネットで、日本では宮崎で発生した口蹄疫が問題として騒がれているのだな、と思う。但し、”問題として騒がれている”のではなかったという”問題”に気付くのは帰国後のこと。
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2010年06月04日

5/4(火) 第3・第4図書館の日

・昨晩、涙に濡れたご婦人の教えてくださった大型スーパーに、朝一番に行って、朝食を調達してみる。店内のパン屋にて、キャラメルドーナツ的なの、ほかになんかパンみたいなの、カマンベール的なチーズ。それを、目的地へ行きしな、ポンデザールの橋のベンチに腰かけて、食べる。それにしても寒い。
・スーパーはテンションが上がるけど、いまここで食材買っても邪魔になるだけだから買えない、というのがとても悲しい。
・午前は空きの予定だったのが、昨日の幸運なメールとご厚意で、某とても大きな図書館さんに行ってそこのライブラリアンの人に会うことができる、ということになった。某とても大きな図書館さんは、昔ながらの石造りの旧館がパリの街のど真ん中に、つい10年ほど前にできた超新しい近代ビルの新館がパリのちょっとだけ端っこのあたりに、と、2つある。今回うかがうことができたのは、旧館のほうの、東洋(日本)の古典籍の中でも特に写本を扱う(註:欧米はたいてい写本と刊本・刷り物とで部署を分けてはる)ところ。
・早く着いた感じなので、近くのネイティブなカフェで暖をとる。以降、朝の訪問前に近くのネイティブなカフェに入って、エスプレッソで暖をとる、のが基本スタイルとなる。
・その第3図書館、入り口がどこかで迷い、入ったら入ったでどこにその部署があるのか迷い、何のトラブルか館内の照明が落ちてて薄暗い上に、あるはずのフロアのあるはずの室内が工事中で閉鎖されており、スタッフに聞いてもいまいち要領を得ず、そもそもその人のいる部署って自分の理解であってるんだろうか、という、昨日に続くていたらくで、それでもなんとか地下の新室、ダンジョンの奥にあったそれを無事発見する。
・第3図書館 (詳細別途)
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・ここで、某とても大きな図書館さんには、この旧館だけでなく、新館のほうにも日本語資料専門のライブラリアンがいらっしゃる、ということが判明。というか、予習の段階でその存在はおぼろげに見え隠れしていたものの確かな情報が得られなかったのであるが、この第3図書館にて、名前と連絡先という、次のダンジョンへの扉を開く鍵を手に入れることができた。
・ちなみに、ここまで日本語しかしゃべってない。
リアルRPGなんですけどこれw
・厚意と幸運に恵まれた自分を自覚し始めたこの頃から、まあ別にもう観光とかどうでもいいか(笑)、という気分になり始める。それより、限りある日程の中に、制限ある皆さんのスケジュールにあわせて、いかに訪問予定を組み込むかというパズルのほうに専念したくなる。
・次の訪問先までまだ間があるため、昨日のリベンジとして、ジュンク堂パリ支店へ行ってみる。そんなに広いというわけではない、むしろこれまで訪れたことのある海外の日本語書籍店に比べると平均よりだいぶ狭いほうになるなあ、と思う。但し、品揃えがハンパない。ハンパないとは、めっちゃ多い、という意味ではなく、日本にある書店の品揃えとなんら変わり違いがないように見える。だいたいの在海外・日本語書籍店の品揃えというのは、ロンドンもアムステルダムもそうだったけども、文庫本ばっかりとか、ご家庭用実用書や主婦向けのがやたら多いとか、かなりの部分をお子様向け学習参考書やお子様向け文具類が占めるとか、そういう偏り方をしてるということが一目でわかるようなもんなんだけども、このパリのジュンク堂はそういう偏りをいっさい感じない。日本のどこかの街にあるジュンク堂さんがそのまま来たんじゃないか、というような標準的かつ理想的な品揃えをしてるように見える。もちろん、英語仏語による日本関係の図書の棚の列、というようなものはあるけど、あえてそれっぽい部分があるとすればそこだけだった。だから、正直、なんの印象も残らなかったくらい。あと、マンガは地下の別フロア全体使って別置。日本語・フランス語/英語がほぼ同数という感じ。ラノベも雑誌もある。
・観光モードではなく、少なからず緊張をしいられる訪問モードなので、食事くらいは安心できるアジアのそれを欲する、という感じになっている。というわけで、例の日本食通りで、昨日目をつけてた「お弁当」が食べられるという店に入る。店頭にBENTOと書いてあったからてっきり日本のそれかと思ってたら、完全に韓国だった。でも、お弁当スタイルで、韓国のカジュアルかつ日常的なお総菜がいただけるわけだから、これはむしろ願ったり叶ったりなので、うきうきしている。豚肉を中心に、もやし、ごぼう、えごま。おいしうございました。我慢できなくて2eu以上もするサントリーのジャスミン茶のペットボトルもいただきました。おいしうございました。
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・街歩き。ルーブルの宮殿やチュイルリー広場にぐるりと囲まれたあたり。ちょっと歩いただけでも、こんな王宮建築がでんっと構えてて、広場と川と橋と広い空という演出味たっぷりの空間があってという感じな街でしょう。いくらフランス民衆がわーっと蜂起して革命をやりましたーっつっても、依然としてこんな豪奢な建物なり、権威風びゅーびゅーな空間ががっつり横たわってたりするんであれば、民衆の人々の意識がころっと”反・王権”的な空気に変わっちゃう、なんてことは無理だったんじゃないかな、と思う。自分の知ってる世界史では、なんかこう、フランス革命終わったあともねちねちいつまでもやってはるな、みたいに思ってたんだけど、こういう建物空間がでんっと構えてたんであっては、落ち着くまで100年かかったっていうのもそりゃそうかな、と思う。
・ルーブルへ近づくと、典型的な”ミサンガ売り”が近寄って来ようとするので、ガン無視して歩き去る。”手口を知らん奴”やと思われた、ていうのが、うざい。ほかにも、なんや有象無象がおる。さすが世界のルーブルさんだなあ、と思う。
・待ってろよルーブルめ、と思う。
・風が強くて歩きづらい。
・セーヌの川沿いを。この、橋のある風景の美麗な感じ。このへんもやっぱり、文化圏を越えた「美しい都としてのパリ」なんだろうなあ、と思う。ていうか、あきらかにそういうふうに見せるように作ってるし、街路樹の配置とか。誰が計算したんだろう、と思う。これが美しい街の在り方だ!と主張して憚らないところだなあ。
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・ほんとはもっと印象的な橋の風景とかあったんだけど、写真ないなあ。
・オルセー美術館とかあったよ!とか言いたいんだけど、なにせ風が強い。風が強くて歩くのがめんどくさい感じになっている。ので、歩くのをあきらめる。
・京都に、やってきました。
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・第4図書館 (詳細別途)
・ちなみに、このガラス張りの立派な建物に入るのに、入り口セキュリティがあるのだけど、我が輩は別にカバンの中もチェックされずに通された。次にきた地元のパリ人らしき青年は、いったんチェックされた。なにこれ、と思った。
・夕食を、たくさんの世界的に高名な大学が並ぶ学生街の中の、若い人が喜びそうなカジュアルなフランス料理やさんでいただく。カニの身の入った緑野菜のポタージュスープ的なの。厚切りの豚肉を塩気の強いクリームソースで食べて、下に白菜よりもっとごわごわしてコクのある欧米ではよく見る野菜の軽い煮浸ししたやつを敷いてるのといっしょに食べるようなの。同行者の人が兎の肉の焼いたのを食べてるのを一口味見させてもらったら、これ鶏じゃないの?と思うような味と食感だった。これなら助数詞が羽でもいっさい文句言えないなと思った。
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5/3(月) 第1・第2図書館の日

・朝4時台に起床。普段朝5時台起床の我が輩にとって、これは時差ボケのうちにはまったく入らないよ。それどころか、ふつーに夜寝て朝起きられてて、いっさいの時差ボケがない。そしてこれが1週間続いたことが、今回の旅のなによりの幸運であったよ。
・人々がまだ動き出さないこの時間帯は、絶好の予習タイム。今日行く第1・第2図書館の予習と質問事項整理。要は、”気持ちづくり”の時間。これが大事。
・ところで、頼みのMifiが早速フリーズな話。公衆電話からコレクトコールで日本のサポートに電話して、解決。
・朝、第1図書館へ向かうための出発。近くの、どうやらチェーンっぽい感じのパン屋カフェを発見し、数euで菓子パン・サンドイッチパン・コーヒーをいただく。コーヒーは、エスプレッソだなあ、と思う。
・メトロで移動。それにしても寒い。どうやら、今週に入って急激に寒くなった、とのこと。日本も出発前はかなりの寒さだったので、つられて初冬くらいの冬支度で来たのだけども、どうやら正解だったらしいよ。
・時間があるのでということもあり、訪問先の近所ということもあり、パリ恒例?のエッフェル塔参拝にまいる。メトロを降り地上へ出ると、塔見物に向かうお子たちの群れが先生に引率されているのに合流。元気だなあ、お子たちは。パリのお子たちなら別にもう見慣れてるだろうに、元気だなあ。
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・塔は、でかい。鉄で、こんなでかいの、すごいなあと思う。あと、パリって東京とかとちがって基本そんなばか高い建物があるわけじゃないし、通りも幅広だから、空が広い。そんな広い空に、しかも広場の真ん中に、こいつがでーんっと建ってはるから、やっぱでかいという印象が強い。その印象も、建設当時の都市設計上計算されていたのかしら、と思うと、その計算はどえらいなあ、とちょっとそら寒くなる。あと、「鉄骨美」である。
・寒いので、待ち合わせまで近くのカフェで暖をとる。コーヒーはエスプレッソ。
・第1図書館。 (詳細別途)
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・お世話になった方に連れられて、近所の中華屋さんへ。いままでの自分が如何に貧困な発想の頭をしてたかと思い知らされることには、中国語しゃべってたチャイニーズの人がさっとフランス語をしゃべらはるのに、びくっとなった。そりゃフランス語しゃべらはるだろう、当たり前なはずなんだけど、自分はいままでチャイニーズの人がしゃべらはるのの中国語と、英語と、日本語のそれしか目撃したことがなかったんだ、と気付いた。そして、恥じる。
・ベトナム餃子、魚のフリッターのスイートサワーソース、焼きめし、おいしうございました。エスプレッソ、おいしうございました。この頃から(早っ(笑))、食後にはエスプレッソが欠かせない身体になる
・教えられたルートにより、バスで第2図書館近くまで移動。車中で車窓を楽しみながら、同時にiPhoneをいじっていると、メールが届いているのに気付く。なんと、日本からメールを送るもリアクションなくて、今回の訪問をすっかりあきらめていた某とても大きな図書館さんのライブラリアンの方からお返事が来てる! そして、いついつならOK、と受け入れてくれてる! すげえ! 今日やっと見れたとおっしゃるあたしのメールに快く返事くれはるこの方もすげえし、そのメールをすぐさまチェックできるネット環境もすげえし、そしてそのメールに即返答を出して”えっと、じゃあ、明日の午前中に行きます!”とアポを成立させてしまうこのiPhoneもすげえ! 人の好意と、高度化された情報環境とが、今回の我が輩の旅をどんどん実りあるものにしていってくれるのですよ。
・第2図書館の住所がある付近へ到着するのだけど、・・・それらしい入り口がどこにもない。ここかなと思う場所は、裏手の道で、青く分厚い扉、通常人が出入りするパブリックなものとはとても思えない業務用風の造りだし、そもそも鍵がかかってて開かないので、えー、別の入り口があるのかなあ、と建物の塀沿いに歩く、歩く、歩く・・・え、なんか政府系のぜんぜんちがう看板の建物に出たんですけど。さらに歩く。どんどん関係ない建物になる。やばい、マジでわからん、どうしよう。そのうち現在地すら怪しくなる。アポの時間はどんどん迫る。というわけで、ここでiPhoneさんを登場させるわけなんだけども、まず現在地をマップ+位置情報で把握、うん、これはまずいいんだけど、ここからどこへ向かうべきかという段になって必死に思い出すことには、確かこの大学の図書館にはGeneral Library、中央本館的なものがあったはず。目指すのは極東分野の図書館のほうで、それは本館とは別の住所だったから、っつうんで先ほどの業務用青い扉のところのところへ行ってみたんだけど、もしかしたら、実はその住所はフェイクでした、スタッフは本館の事務室のほうに勤務してました、的なオチでもあるのかもしれない。だとしたら、えーっと、iPhoneさんでまずググる。General Libraryの住所が書いてあるページを探す。それをたどたどしくコピペして地図表示。むぅー、入り組んどるなあこの辺の路地、と泣きそうになりながら、なんとかその地図を頼りに石畳の坂を上へ下へ右へ左へ。表示されてる場所もぼんやりとした区画の中のぽつんとしたところでどこが入り口かもわかんないんだけども、ようやくそれらしい中庭風キャンパスを見つけて、General Libraryらしき(註:フランス語でそれらしきと判断するのはかなり勇気いる)施設におそれることなく突撃してみると、カウンターのおじさんは英語話せない・・・。そうかあ、フランスで、超一流大学で、General Libraryで、英語あかんかあ、と思いながら、交代してくださった若い人が教えてくれることには、”君が望むその図書館の場所はここじゃないんだよ”、と、ご丁寧にGoogleマップをパリ全体図から立ち上げてくださり、しかも目指す通りまで来たらストリートビューに切り替えて、”ほら、ここの角を曲がるでしょ、そしたらここにあるこの扉”、と、お示しになるその場所はやっぱりさきほどの分厚い青い扉なのであって、「え、ロックされてたんですけど」、”うん、だから横っちょのインターホン押したらいいから”、orz。
 その場でお電話を借りて、先方に遅れる旨を説明して、丁重にお礼を言って、ほうほうの体で青い扉を開けに行く。
・第2図書館 (詳細別途)
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・とりあえず疲労。
・復習を終わらせてから、7時でもまだ充分日が高いので、ぶらりパリ歩きに出る。
・なんか豪奢な建物があるけど芸術の学校らしい。学校でこれかよ、と思う。
・ポンデザールといえば、懐かしい、前の京都市長が三条と四条の間に橋をかけるとか言い出してさんざんな目にあったのの発端というかモデル。細身の鉄骨美。人の名前とハートマークが書いてある南京錠がいっぱい掛かってるのは、その手の願掛けなんでしょうどうせ。
・まだ見ぬルーブルさんの中を横切る。待ってろよルーブルめ、と思う。
・パレロワイヤル。なんか工事してて壁ができてるのと、日が傾いて薄暗くてちょっとこわくなってきたので、早々に立ち去る。
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・オペラ座通りを眺める。本では読み知っていたけど、実際にこのオペラ座通りの両側の建物前面の画一さ加減を見ると、ちょっとぎょっとするものがある。そこまでやったんすか、オスマンさん、と思う。そして、概ねのパリの幅広な通りはだいたいこんな感じであって、この見た目が人々の「美しい都としてのパリ」のイメージの一端(かなりの)を占めているのだなあ、しかも文化圏を越えて、ということは覚えておこうと思った。
・ジュンク堂パリ支店的なところがあるときいていたので行ってみたけど、時間がもう遅くて閉まってた。日が高いのでもう8時過ぎなんだという気付きがまったくなかった。BOOKOFFも同じ。
・パリ随一の日本食材店や日本料理店が密集しているというエリアに行ってみた。パリのハイソっぽいエリアのど真ん中の、裏露地とは言えかなり長い通り、そしてそこから派生して横の露地とか曲がった通りとか、とにかくこれどこまで続くんだという延々としたルートのあちこちに、日本料理屋といいラーメン屋といいお好み焼きやといい中華屋という韓国屋といい弁当屋といい食材屋といい、山ほどのそれらが並んでいて、日本人といいパリっこといい中国、韓国、国を問わずたくさんの人らが行き交って、賑わっている。ひくほど多かった、店も人も。同じエリアに集まっているからかもしれないけども、それにしても、ニューヨークとかなんかよりぜんぜん多かった。アメリカ西海岸ならもっと多いかもしんないけども。ちょいちょい来ようと思って、お店の目星をつけとく。
・その末、あ、ここ韓国料理のカジュアルなのが食べれるんじゃないか、とふんわり入ったお店は、厨房もフロアもスタッフ間を中国語がとびかってるし、注文したのも、あきらかに中華料理風の鶏の唐揚げに韓国風ソース和えた感じのやつだったので、あ、よくあるやつだな、と思った。美味かったからいいけど。フロアのおねえさんが相原勇みたいだった、懐かしかった。
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・1日ちょっと過ごしてずっと困ってることには、スーパーなりコンビニなり的なところがぜんぜん見つからない。水とか軽食とか細かい日用品とか酒とか的なものを入手できるところが見つからない、レストラン的なところとかカフェ的なところとか値の張る専門店的なところしか目につかないので、困ったなあと思っている。街歩きの途中で1件それらしき小さめの店を見つけたけど、パリの一等地的な街中のど真ん中で、宿所からは歩いてだいぶあるようなところで、こんな場所にこんなのしかないってことはないよなあ、と思いつつ、食事の帰りによって水なりビールなりワインなりを幾分か買い出しをして宿所に戻るのだけど、帰路、赤いレジ袋らしき袋をぶら下げて歩いている人たちと、たまにすれちがうことに気付く。日常的な食品が入ってるのが透けて見えるので、あるんだよな、そういう店、そういやあの袋昨日もちょこちょこ見かけたな、しかも宿所の近くで、そして宿所のあるあたりから離れるように歩いて来てるこの人たちが持ってる、ということは火元はあっちだよな、と思って、次にすれちがった赤いレジ袋のご婦人をひっつかまえて、怪しまれるのを恐れることなく、すみません、このへんにそういうお店あるんですか、と袋を指さして尋ねる、しかも英語で、しかも下手な。でも突然の質問にもにこやかに英語ですらすらと答えてくださった。たぶん、我が輩がどこにあるかわからんような遠くのスーパーの袋に瓶やらペットボトルやら重そうに詰めてたから、質問の意図を把握してくださったのかもしれない。ただ、ものっすごくにこやかに教えてくださったけど、ふと気付くと、目からめっちゃ涙が流れ出てて、えっ、と思った。どうしはったんだろう、と思っている。
・それにしても寒い。
・ところで、この日の朝に地下鉄に乗るときに、パリ市内の地下鉄・バス・国鉄類のすべてを上限なしで何度でも乗れるというタイプのチケットの、5日分チケット、30ユーロ弱くらいはしてたと思う、をお買い上げになったのだけど、最初の地下鉄移動のあと、いつのまにかどこかへ消えてなくなっていた。通常チケットとまったく同じ形・色で券面の文字だけ違う、というような不親切であったとはいえ、1回使っただけでなくしてしまった自分がこよなく情けない。仕方なくその後は回数券を買った。但し、最初から回数券でよかったと思っている。観光をほとんどしなかった&基本的に歩くタイプの我が輩にしてみたら、明らかにあの5日分チケットは元が取れていなかった。そう広いわけでもないから、わりと歩いて行けるところばっかりだし。しかも、真ん中を流れるセーヌ川の右岸−左岸間移動をしようとすると、バスにしろ地下鉄にしろどうしてもラインが限られてしまっていて、いまいち利用しにくい、という難点がある。ニューヨークの地下鉄が東西移動にめっぽう弱いのと同じかと思われる。
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2010年05月26日

5/2(火) KIX→CDGの日


・フランスに行きたしと思う。
・KIX1125発の便だというのに、気がつけば8時前に着こうとしているよ。早すぎるだろう、と思うんだけど、不安なことがあって、今回ゲットした航空券は”天から降ってきた授かり物”の航空券なのだけど、いつものように前日ネットでチェックインしようとしたらなんか微妙なエラーメッセージが出てチェックインさせてくれない。いや、チェックインできなくたって別にいいんだけども、問題は座席の場所で、自分で選択できないどころか、自分がいまどの席に割り当てられてる状態なのかどうかがさっぱりわからない。なるほど、天からの授かり物だけあってなかなかこういうスタンダードにシステマチックな受付はしてくれないイレギュラーさではあるのだけども、あたくしはもうこういう遠隔便の際には是も非もなく窓際でお願いしたいと思っていて、それすら選べないのは困るので、がんばって4時台に起きて、めっちゃ早く家を出て、チェックイン&窓際確保をしに行こうとしたのですよ。わざわざしんどい思いして。そしたら、カウンターにて、「え、もうチェックイン済まされてますよ」、・・・・・・頭の底が白くなった。「あ、いや、えっと窓際がいいんですけど」とあたふたしながら言ったら、「ええ、窓際ですよ」と言われて、さらにあたふたした。寝不足もたたって(そりゃたたるよ(笑))、返す言葉がそれ以上出ず、さらなる好みを伝えることができなかった。ん、まあ、いい、何度も行ってりゃこういうこともあるよ。
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・天からの授かり物というだけでイレギュラーなのに、加えて、ノースウエスト時代に貯めたやつを使って、デルタのサイトで取得した。しかも、デルタのサイト経由で、エールフランスのチケットを取得した。そしてさらに言うと、エールフランスさんのサイトの自分でいろいろ操作するやつって、以前からちょっと微妙に動作がヘンだったりするなあ、という経験があるので、まあ、知らぬ間に席が取れてた、ということくらいは良しと納得するよね。逆だった危険性の方がよっぽどあったわけだからねw
・今回は初の”iPhoneとともに行く海外”なのですよ。だから、いわゆる”パケ死”的なことがめっちゃ怖い、「国際ローミングをオフにする」だけでほんまに事足りるのかどうか不安でめっちゃ怖いのだけど、昔々、docomoさんユーザだった時代には、関空のdocomoコーナーに身ひとつで飛び込んで相談に行ったら、はい、こうこうこうです、って実に手際よく丁寧に説明してくださったし、設定も代理でぱぱっとしてくださったので、うん、別に心配することないよね、天下のiPhoneさんだし天下のソフトバンクさんですよ、同じように関空で尋ねさえすればいくらでもお役立ちな説明をしてくれるでしょう、つって、なーんも一切予習しないで、身ひとつで関空のソフトバンクコーナーへ・・・・・・・・・、あれ、えっと、なんか幅1メートルもないような、コミケの雑誌売り場みたいなカウンターで、照明もついてなくて、おねえさんがひとり、背中を向けた状態でパイプ椅子に座って洋書のペーパーバックを読んではる。それで、あの、すみません、iPhoneの設定とか料金のこととかききたいんですけど、って言ったら、「ここはソフトバンクのケータイのレンタルだけを受け渡しするところなので、iPhoneのことは何も一切わかりません」、と言われて耳を疑った。この耳、ハングルモードかなんかになってんじゃないか、と思った。しかもそういう問い合わせはFAQらしく、そのiPhoneの技術的な質問ができる電話番号先が書かれた紙の切れっ端を渡された、いやいやいや、FAQなんだったらさあ、とは思ったものの、これはどうやらiPhoneさんというのはこういう扱いをされてしまうような特殊な製品ということなのかもしれんぞ、となんとなく理解した。
・予習一切してないので、焦ってるけど、とりあえず早めに出国。搭乗ゲート付近で、ノートPC取り出してひととおりググる。それで自分の中で疑問点を整理した上で、あらためておもむろにiPhoneの電話番号に電話してみる。なんか微妙に上から目線でいろいろ説明され、旅立ち前から卑屈な気分になっていくよ。しかも電話口で本人確認のために、住所、氏名、電話番号、生年月日etcetc、ぜんぶまるごと周囲の人に聴かれてしまって、これあたし完全になりすまされちゃうんじゃないかと暗い気持ちになる。しかも、知りたいことがあまりちゃんとわからない、ところどころぼんやりとした答えになるばかりか、最終的に「それはソフトバンクさんにきいてください」とか言われる有様になる。しかも、「海外に持ってった自分のiPhoneに、そこの現地の人が電話をかけてくれるためには、どうかけてもらったらいいのか?」なんてのは、いやまあ答えは薄々分かってたんだけど、ごくごく単純なFAQだろうからと思って軽い気持ちできいてみたら、おもっきし長時間保留音楽を流された挙げ句、最終、その薄々に毛の生えた程度の答えしかもらえなかったよ。
・という、ソフトバンクさんにしろiPhoneさんにしろ、こいつら大丈夫か!?と思ったよ。
・搭乗ゲート前の自販機。これ、「日本茶」「混合茶」、逆だよね?と思った。そういうことをぼーっと考えてしまうくらいには、だいぶあたふたした。
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・機内にて。意外と空いててかなりびっくりした。GW連休半ばからのスタートとは言え、そしてアイスランド火山の影響がまだ生々しいとは言え、まさか3人掛けシートの真ん中が空いてるくらいに人がいないとは思わなかった。うわあ、めっちゃ余裕。エコノミーなのに、となりに人がいないだけでめちゃめちゃ過ごしやすいよ。国際線で隣に人がいない経験は、98年2月の時以来かも。
・「天地明察」を読み耽る。渋川春海を瑛太、えんを成海璃子、正月3時間で希望。
・国際便機内吉例のお気に本・「「恐怖の報酬」日記」(恩田陸)を読み耽る。
・「パリ : 建築と都市」を読んで、パリという街の歴史と地理と出来上がり方と建築史をひととおり勉強する。
・この便では、着いたら夕方、なので、がんばって起きている。
・到着前のフランスの国土を窓から眺める。豊かな穀倉地帯、としか言いようがない。広々とした大地が、直線で区画されて、一面緑であったり小麦色であったりする。これがフランスの国力か、と納得させられる。
・入国。あれ、なんか今回は随分とゆるい。一切質問も何もなかった。鉄道で国境越えのときは結構きつかった記憶があるのに。
・CDGから国鉄駅あたりへとふわふわ移動。到着の高揚感が存外になく、かわりにだいぶ疲労感がある。はしゃぐ気分にならない。
・そして、RERにちょっとびびっている。なんかネットでふんわりと情報収集してると、CDGからのRERの治安の悪さは異常、みたいなことを書いてあって、どうしよう、乗るのやめようかしら、とかなんとか思ってたんだけど、意を決して乗ってみたら、なんのこたあない、自分と同じ旅行者ばかりじゃないか。
・RER車内で、もうひとつのびびり原因である、globaldata社さんのレンタルのMifiなるものを試す。詳細は、Mifi・ネットまわりだけまとめて後日書ければいいな。印象は、便利と不安定と信頼と不安が綯い交ぜな感じなんだけど、もちろんないよりは全然マシという感じ。
・北駅着。地下鉄に乗り換え、サンジェルマンデプレ駅へ。
・サンジェルマンデプレ着。駅から地上へ出て、人通りの少なさに驚く。というのも、前回06年のパリ1泊のみのときもこのサンジェルマンデプレ界隈だったのだけど、日没遅い夏の宵で、なんか知らんがめっちゃ人通りが多くて、なんや、祭りでもやってんのかこれ、ていう、渋谷や新宿くらいの押し合いへし合いさ加減だったので、それをイメージしてたら、なんか、めっちゃふつーののどかな人通りでしかなかった。その後数日その界隈に滞在してたけどずっとそんなんだったので、じゃああの06年のときって、ほんとに祭りかなんかやってたんかな、と、ちょっとおかしかった。
・駅から宿を目指す。パリ7泊滞在で、4泊と3泊の2カ所に宿を分けましたよ、理由は、そりゃ違うところに泊まったほうが旅を倍楽しめるから。ご近所を2エリア楽しめるから。片方がはずれでも2カ所なら大丈夫そうだから。そして、2カ所経験しといて気に入ったほうを次回再訪したらいいから。
・第1宿所。日本からwebサイトを探して見つけたところで、ふつーのアパートの1室、その部屋以外のお隣とか階下とかはふつーのパリ市民がふつーに住んでる、ていう、現地暮らし的な部屋を短期間お借りする、という格安宿。100eu以下の宿なんかそうそうお目にかかれないというパリにあって、諸々手数料加えても1泊あたり80eu程度という感じの。一応、契約は代理店的なそのwebサイトを通すんだけど、オーナーさんもわりとふつーの人らしく、直でメールで何度かやりとりしてたんだけど、パリ行き直前になってそのオーナーさんがメールでおっしゃることには、「えーっとね、あたしこれからドミニカにバカンスに行くんでね、あなたが来る頃にはいません」、いやいやいや、自由すぎるだろうw、と。聞けば、2件隣りがふつーのホテルである。そこのフロントに部屋の鍵を預けておくから、名前を名乗って鍵を受け取りたまえ。そうそう、封筒も預けておくから、宿賃のいくらいくらユーロに保証金を加えて入れておきなさい、鍵はそれと引き換え。・・・何ですか、このRPG的な手順はwww ていうか、その手際の良さ、あんた常習犯やろあきらかに。
 しかも、じゃあ実際そのホテルに行ってみたら、フロントのおねえさん、きょとんとしてはる。そりゃきょとんとするよ、こっちだって、どう説明したらこのRPGのルールが通じるかわかんないんだもの。でも、おねえさんがデスクの引き出しを開けたら、たしかに鍵と封筒が入ってたので、メールのプリントアウト(ね、印刷しといてよかったねw)を見せて指示通りにお金出して、やっと次の扉への鍵を手に入れたよ。
 今度はそのアパートらしき建物へ向かう。この通りの5番地でしょ、てことは、これが・・・3? 7? じゃあこれが5か。書いてないじゃん、書いといてよ番地を。で、これかな?と思う青い木製の扉を、開けようとするものの鍵がかかっていて開かない。まさかこの鍵はさっきの鍵で・・・、開かない。どんどんと叩く、返事ない。インターホンがあるけどこれはかなりこわい、こいつでいきなりフランス語で怒鳴られたりしたら1日目からトラウマになってしまう。あれ、ていうか、メールを読み返したら、そうそう、暗証番号を押せって書いてあるんだよ、どこにそんなナンバー錠的なものがある? まさかと思うけど、この扉をクリアした向こうにあるの? 入れないんじゃないの?
 ・・・・・・ナンバー錠、ありました。隣のビルの入り口に。位置から言ってここが5番地とは思えないんだけど、試しにそのナンバー入れてみたら、開きました(笑)。番地、書いといてよもう。
・へとへとになった状態で、部屋に入ることに成功。ちなみに、部屋の鍵を開けるのに、鍵を右へ回すのか左へ回すのかとか、2回連続で回さなきゃ開かないのとかは、わりとヨーロッパの古宿ではふつーにあるトラップなので、特にパニクることなくクリアしたよ。
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・部屋にあるはずだったLANケーブルは、つないでみてもうんともすんとも言わないので、結果、Mifiを持ってきておいてよかったよ。
・そして、5月頭にして、8時過ぎにこの太陽の高さ、信じられん!というくらいに明るいので、界隈をぶらぶらと歩いてみた。結局、ぶらぶら歩きが一番楽しいなあ、と旅の疲れを適度にちらしたりしている。サンジェルマンデプレの教会。カフェやレストランがだらだらと並んでる感じ。前回パックの寿司を買ったアジア食屋。早くも出会ったパサージュ(アーケード付きの小路で商店が並ぶ)。などなど。
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・いろいろ歩き回りすぎて、どこで何を食べたらいいかわかんなくて、結局、いかにも観光客相手そうな、ぜんぜん美味くもすんともないのにやたら高いところで、トマト味だけのスパゲッティとぺたっとしたビールだけもらった。そして、すぅっと帰った。冴えなさすぎる、フランス第一食事にしてはかなりわびしい結果だったよ。
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2010年05月25日

パリ履歴

 第一目的が図書館訪問というお勉強モードであったとしても、”第一”=”唯一”ではないはず。せっかくなんだから、ある程度観光的なこともやっときたい。プライベートな旅行らしい旅行として、街歩きなり美術館巡りもしておきたい。
 だってあなた、パリですよ、パリ。花の都、芸術の都、恋の都、杜の都ですよ。(註:間違い探し) これぞ、パリ旅行だ!みたいなので多少うかれたって、そりゃ罰あたりゃしないじゃないですか。

 というばかりでなく、パリには個人的に、ゆがんだ思い入れというか満たされない欠損感情のようなものがあって、「行きたいのに、行けてない」、いや、「行ったんだけど、ほとんど何もできてない」という”ヘタレ履歴”しかないのでしたよ。

 1度目は、1998年2月。
 パリ、日帰り。
 日帰りというか、2週間ほどかけてスイスだオーストリアだなんだとユーレイルパス的なので彷徨い旅行をしてて、あともう少しで帰国だというような日程の頃に、ウィーン発の夜行列車に延々と乗ってパリ到着。これがだいたい14時過ぎころで、そこから何を思ったか、えっと当時の自分は、当時というか今もまあ同じなんですけど、京都寺社巡りをきっかけとした”庭園が好きなキャラ”になってたので、ヴェルサイユ宮殿の庭巡りは何をおいても行っとくべきだ、という信念のもと、鉄道でパリに到着するやいなやそのままさらに別の国鉄に乗り換えて、パリ郊外のヴェルサイユへ直行したという。そして、ヴェルサイユの庭に出てみたら、なんでも200年に1度の大工事の最中とかでブルドーザーがうんうんうなりながら仕事してたり、それを避けて遠くの庭園へ向かってみたら、だだっぴろい草原で羊が放牧されてるようなところに迷い込んで青息吐息で出口を探したり、そんなんばっかりですよ(笑)。そして、ぐったりと帰りのバスに乗り込んで、パリに戻ったころにはとっぷりと日が暮れていて、すっかり夜になった中を、それでもなんかいろいろ歩いたなあ、エッフェル塔も眺めて、確か上までエレベータであがったし、凱旋門も見上げてこれも上まであがってるし、ポンヌフの橋にも行って(「ポンヌフの恋人」なんかいっちょまえに見てた)、その晩、泊まらずにですよね、そのまままた夜行列車の2等座席に座り込んで、スイスの国に戻った、ていう、それだけのパリ滞在。

 2度目は、2006年9月。
 2週間ほどかけてイタリアだドイツだベネルクスだなんだとユーレイルパス的なので彷徨い旅行をしてて、あともう少しで帰国だというような日程の頃に、ミュンヘン発の夜行列車でパリ到着。するやいなや、何を思ったかそのままさらに別の国鉄に乗り換えて、今度はモンサンミシェルへ直行したという。モンサンミシェルではゆっくりのんびりと一晩泊まりまして、それでも明日は最終日でパリだ、パリ着はお昼のまだ早い時間のはずだから、着いたらそのままルーブル美術館へ行ける。そう、ルーブル美術館、実は前の1998年のときだって、ほんとはヴェルサイユに行ったあと戻ってルーブル美術館に行きたかったんだ、だって、美術館と言えばイコールでルーブルじゃないか、けど、まさかヴェルサイユがあんなに遠いとは思ってなかったんだ、それで目算誤って行けなかったんだ、でも今回は行ける、ちょっとでもいい、雰囲気だけでもいいから、パリの、本場の、ルーブル美術館というのを味わおう、そう、もうすぐ味わえるんだ、とパリへ戻るTGVの中でウキウキしてたところが、ガタン、ゴツン、プスーッ。列車に倒木がひっかかって数時間の停止。ルーブル着いたのはチケット売り場が閉まったあとだったという。結局そのまま、確かエッフェル塔と凱旋門見て(あがらず)、なんかヘンなアジア食屋でパックの寿司みたいなん買って食べて寝て帰国したという。
 
 そんな、しょっぱいパリ履歴(笑)。
 だからもう、パリはほとんど日帰りレベルの滞在しかしてないんだという。
 そういう満たされない思いを都合12年近く抱えてきた感じなので、嗚呼もう今回こそは、今回こそは正面からパリ見物をしてやるんだと。何がどうあってもルーブル美術館にだけは絶対行くんだと。(←だいぶハードルの低い目標ですけどw)

 思ってたんですけどね。
 さて(笑)。

posted by 201005fr at 21:27| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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